こんにちは。
旧正月を迎えて広島では梅も満開です。新春の佇まいが満ちてまいりました。
そんな変わり行く季節の中で、去り行く冬を懐かしむように、 なごり雪ならぬなごりにごり酒を今回は開けさせて頂きました。
今週の一本「華鳩貴醸酒の生にごり酒 中汲み」
評価点:★★★★☆
広島では華鳩の銘柄名で親しまれる、榎酒造よりリリースされる生にごり酒貴醸酒です。
生にごり酒とは、瓶詰め時に火入れ処理を行わない、酵母の生きたフレッシュなにごり酒です。
そして貴醸酒とは、割水の代わりに純米酒を使って醸す、濃醇なお酒。
冬季のみの季節限定商品です。
飲んでみての感想
まるで降り積もったばかりの雪のように白濁としており、アルコール発酵による炭酸ガスがプクプクと沸いています。
冷蔵で冷やしたものをストレートで飲んでみたのですが、爽やかな心地よい香りが強く芳ばしります。
カルピスのような乳酸系の、そして酸のフレッシュな香り。
口に入れるとかなり強い酸を感じ、トロミある口当たりなので舌の上に乗りやすく、そのため舌の上に酸味がフレッシュに弾けます。
適度な炭酸と合わさって、トロミがあるのにフレッシュ、本来なら濃醇な甘みのある貴醸酒が、トロミがありながらも爽やかな辛口のにごり酒に仕上がっています。
喉越しは優しく、グレープフルーツのような、柑橘系フルーツの後口で完了します。
美味しいにごり酒ですね。
先になごりにごり酒と書きましたが、この爽やかフレッシュなにごり酒は新春の味わい。
ところで、イルカのヒット曲、「なごり雪」は1975年のヒットなのですね。
季節が変わっていくごとにきれいになっていく、と歌ったその内容には、春を迎えることへの喜びと、過ぎ行く季節を少し懐かしむような、うれしい中にも少し寂しい気持ちがあるように思いました。
人についてもそうですよね。季節が変わるたびにきれいになっていく、でもふと昔を懐かしむような気持ち。
この「華鳩貴醸酒の生にごり酒」、フレッシュで爽やかでありながらも、私はふと昔のことを思い出し、その思い出を懐かしみながら飲んでいました。



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